日永の歴史
ユーレジデンスサンスターを西へ300メートルほど行くと旧東海道にぶつかります。
車がやっとすれ違うことのできるぐらいの広さですが、まぎれもなく大昔の日本の大動脈。
このあたりは日永宿と呼ばれていたようです。
そして『日永うちわ』『永餅』『日永足袋』がこの日永宿の三大名物と呼ばれていたらしいのです。
【日永うちわ】
普通のうちわは竹を割いて細い棒状にしたものを組み合わせて作りますが、ここのはちょっと手が込んでます。手で握ったときにちょうどしっくりくる太さの竹を丸ごとうちわにしてしまいます。
というのは柄の部分はそのまま丸の竹、その先を器用に割いて孔雀の羽根の様に拡げていくのですね。
ちょっと手元が狂ったらよいうちわが出来ないわけで熟練の技が必要とされています。
何故ここ日永でうちわが作られたのかというと、ちょうどユーレジデンスサンスターのすぐ北を流れる天白川のほとりで良質の竹が取れたからだとか。
今でも一軒だけ最後に残った老舗の『稲藤』さんでお買い求めいただけます!
【永餅】
永餅の永はもちろん日永の永。でも別名は舌餅とか。理由は牛の舌の様に長いかららしいです。ということから長餅が変わって永餅になったという説もあるそうです。
この永餅とにかく永い。いや長い。
(Wikipediaより拝借)
確かに全国的にもこんな形の餅はあまりないかもしれません。まさに名物ですな。
さて、この永餅もまだまだ味わえます。
これも四日市の老舗のお菓子屋さん『笹井屋』さんで。
【日永足袋】
日永足袋はですね。いろいろ調べたのですがわかりません。
やはり多くの旅人が東海道を行きかっていたので足袋が必需品だったのでしょう。そこで日永の足袋が有名になった。
?なら東海道のすべての宿場町で足袋が有名になるはずだけど。
いわゆるご当地足袋の様なノリで、当時は東海道53次のそれぞれの宿場町で売られる足袋を集めるというオタク趣味があったらしいのです。
というのは全く大家の想像でしかありません。
これは追分にある『加藤テーラー』が以前足袋をお売りになられていたとか。
現存する足袋屋はなく、東海道日永資料館に当時の足袋が展示されているようです。
思わず深い日永の歴史。
当館の住人となられて休日はここから旧東海道散策というのは如何でしょうか。
失礼いたしました。
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